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てぃーだブログ › ぎんばいか通信 › ハーブのこと › 沖縄の伝統ハーブ

2012年10月20日

沖縄の伝統ハーブ

ハーブ(herb)というと横文字なので、ラベンダーやローズマリーなどの主に西洋で活用されてきたものを思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし実のところ、日本で古くから民間療法に用いられてきた植物や、食卓でおなじみの薬味なども立派なハーブといえるものが少なくないのです。

日本ならではのハーブには、次のようなものがあります。

 ヨモギ、ドクダミ、ゲンノショウコ、ビワ…(民間療法)
 ワサビ、シソ、サンショウ、ネギ、ミョウガ…(薬味)
※ 上記の薬味(香辛料)だけでなくほとんどのスパイスには、抗酸化作用や抗菌作用、消化促進など種類ごとにさまざまな効果・効能があると言われています。

ただしこれらは日本人にとって身近過ぎるため、ハーブの本などで改めて取り上げられることはあまりないのですが、逆に海外で新しいハーブとして関心をもたれることがあるそうです。

三線 三線 三線 三線


さて、沖縄でも、古くから生活の中でハーブが活用されてきました。科学やテクノロジーの進歩した現代にあっても、自然の力と先人たちの知恵には感嘆させられますね。


・方言名:うっちん=鬱金(ウコン)=ターメリック
 近似種に春うっちん=姜黄(キョウオウ)、紫うっちん=莪朮(ガジュツ)
沖縄の伝統ハーブ

肝機能を増進させるはたらきや健胃作用があると言われています。酒飲みの皆さんは効果を体感していますね。
沖縄では生のまますり下ろしたものを湯に入れて飲んだり、薄く切ったものを乾燥させ、熱湯で煎じてお茶にしたりして利用されてきました。


・方言名:イーチョーバー=茴香(ウイキョウ)=フェンネル
沖縄の伝統ハーブ

胃が弱っているときや咳がでるときに良いと言われています。
沖縄では香草として魚や肉の煮物に用いられてきました。泡盛に漬けて薬用酒とされることもあります。


・方言名:バンシルー=蕃石榴(バンジロウ)=グァバ
沖縄の伝統ハーブ

下痢、糖尿病に、また利尿のために用いられてきました。グァバ茶であるヤクルト『蕃爽麗茶』はトクホ(特定保健用食品)の認定を受けています。
沖縄では、乾燥させた葉や未熟果を煎じてお茶にして飲まれてきました。



沖縄の伝統ハーブ



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Posted by ぎんばいか at 22:56 │ハーブのこと